KTSK(傾聴に取り組む宗教者の会)

被災地での活動報告や告知など。
一見さんの参加も歓迎。
「何かしたかったけど、何をしていいか分からない」
「きっかけがほしかった」
「どこにつながればいいか分からなかった」
そんな想いをお持ちの僧侶、宗教者、一般の方、一緒に活動しませんか?
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【報告】2017年4月第1期(第82回@女川)訪問活動
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    【報告】2017年4月第1期(第82回@女川)訪問活動
    活動を支える全ての方々に心からの感謝を申し上げます。
    (日時) 2017年4月22日(土)
    (参加者)青木隆興(高野山真言宗、合同法要導師)、池田奈津江(神職)、遠藤英樹、太田宏人(曹洞宗)、村田ますみ(法要参加)
    (訪問場所・時系列で)
    ○石巻市・大川小学校(法要)
    ○女川町・旧第3小学校仮設住宅、聖花園、ゆめハウス(昼食)、野球場仮設住宅、多目的運動場仮設住宅
    ○仙台市・笹谷氏宅「舟要館」(合同法要)
    [感想]
    ○池田奈津江○
    町のようすも急速に変わる中、その変化に違和感を抱く人たちもいるという地元の方のお話に、表面的には見えてこない町の方々の複雑な心境を知りました。また、震災でご家族を失くされた方のお話を聞く中で、過ぎた年月は関係なく、失くされた方をいつまでも想い続ける気持ちや悲しみを感じて、かける言葉を持ちませんでした。ただ、それを真摯に聞かせていただくことが、唯一できることかもしれないとその場にいて思いました。
    ご自身が辛い状況でも、被災された方同士で心境を語り合う場、そして慰霊の場を作られているご夫妻に出会い、学ばせていただきました。
    仮設住宅の訪問では、数か月後にようやく新居へ移れるということを嬉しそうに語られる一方で、今現在の暮らしにくさ、窮屈さを話されていて、長すぎる仮設住宅で暮らしには「慣れ」などという言葉はありえず、しんどさがつのっていくだけであることを思いました。また、希望よりも大きな(自分自身、地域の今後への)不安、震災で受けた辛さや悲しみを抱えておられることを言葉や表情から感じました。
    そして、他の参加者の皆さんと同じ時間を過ごし、様々に話し合えたことで、穏やかな気持ちで活動ができ、深い学びがありました。感謝しております。

    ○遠藤英樹○
    今回私は人生で初めて震災地への傾聴訪問という体験をしました。
    日が迫るにつれ普段でも様々なご相談や悩みを受けている自分が何か?に不安になる事もありました。
    当日もどのような行程になるかもわからず臨みましたがそれがかえって良かったと思っています。
    最初の訪問地、大川小学校。
    6年の月日が嘘のように朽ち果てた建造物。
    そこには、かつて子供たちが学んでいた様子は想像が出来ないほどの雰囲気でした。
    ここで被災地の現状が想像以上のものと知らされ更に不安が増しました。
    そして仮設住宅への訪問。
    予想以上の空家の多さ。
    6年経って良い事かも知れませんが、お一人お一人のお話を聴くと決して自身から望んでいるのではなく、行政の流れで仮設住宅が縮小される中での事情も見えました。
    そして訪問でお話を聴かせていただいた感想は、
    皆さんの中に『虚無』を感じた事でした。
    ご家族や親しい方々の死の瞬間を語ってくださっているのですが、その場面を何処からか見て語っていらっしゃるようなお話しでまだ自身でそれを受け止めて腑に落としている方は少ないんだと感じました。
    そして移動中に車の中からみた街並み・・・
    まだ被災の爪痕と新しい建造物。
    この2つの違和感がそのまま人々の心の中にあるものとダブっているようでした。
    今後もこの訪問には出来るだけ参加させて頂きたく思っています。 
    太田さんに最後別れる際に「継続」というお言葉。
    これが今回参加させていただいた今後の自信の宿題になると思えています。
    青木さん、太田さん、池田さんご縁に感謝しています。
    そしてお時間を共有できた事も私の中で大変嬉しい時間となりました。
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    ○青木隆興○
    久しぶりに女川町にお邪魔しますと毎回街並みの変化にびっくりします。一歩一歩復興の駒が前に進んでいることを感じます。
    しかし、仮設住宅や災害復興住宅をお邪魔してお話しを伺うと6年前と気持ちは変わらないことを痛感します。
    今までも同じようなお話しは聞いて来ましたが、自分に子供ができてこちらの気持ちに変化が生じました。
    今までも寄り添う気持ちでお話しを拝聴していましたが、今までの私の傾聴は正しかったのだろうか?答えはないと思いますが毎回自問自答しながら女川の方々にご迷惑だけはかけないでこちらの気持ちをお伝え出来る様に大阪にいても精進してまいります。

    ○村田ますみ○
    松島湾で海洋散骨のご依頼があり、塩釜へ。ちょうどその日がKTSKの女川での活動日ということだったのでもしかしたら最後の法要だけでも合流できるかも、とメンバーの皆様にお伝えしていた。でも、電車を調べると塩釜から女川まで1時間半以上かかるので、正直厳しいだろうと思っていた。ところが、最後の訪問地は女川ではなく、仙台市宮城野区の舟要館だという。塩釜から近い!引き寄せられたと思った。
    午後2時に出航して散骨。その後、少し時間があったので、船会社の社長さんとお話をした。松島湾は昔は霊場だったという話。無数の島の中に、死者の遺体を置くための島があり、500を超える遺骨がそこにはあるという。
    そんな話を聞いてから、KTSKメンバーと合流し舟要館を訪問し、息子さん達の名前をつけた舟要観音を建立された笹谷さんご夫妻のお話を伺った。
    笑いの中にふと訪れる虚無感。観音様の前での法要にご一緒させていただいた。先ほど海に送った故人さま、松島湾の島に眠る人々、津波で失われた多くの命、すべての霊を一緒に供養できた気持ちになった。空は青く、大地は広く、何か温かいものに包まれているような感覚だった。
    本当に一日の活動の最後だけの参加でしたが、今回も、ご一緒させていただき有難うございました。また参加させていただきます。

    ○太田宏人○
    自他を隔てる壁は私の心のなかにある。

    ※次月以降、女川訪問は
    5/23(火)
    6/2(金)
    7/24(土)

    ○生きるための祈りを支えたい。
    ○「こんにちは」のあいさつを届けたい。
    KTSK



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