KTSK(傾聴に取り組む宗教者の会)

被災地での活動報告や告知など。
一見さんの参加も歓迎。
「何かしたかったけど、何をしていいか分からない」
「きっかけがほしかった」
「どこにつながればいいか分からなかった」
そんな想いをお持ちの僧侶、宗教者、一般の方、一緒に活動しませんか?
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【報告】番外/白河市郭内第一応急仮設住宅傾聴訪問
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【日時】平成25年6月24日 月曜日
【訪問先】福島県双葉町民が避難する白河市郭内第一応急仮設住宅
【参加者】太田
【活動内容】傾聴訪問

双葉町からの人々がいました。原発事故で避難されている方々です。
約50世帯のうち、在宅率はおよそ三分の一。

服装は、改良衣に絡子(略袈裟)。

どう声をかけようか、少し逡巡し、『お経の宅配でーす』と笑顔で。
不審がられて、撃沈。

仏壇、位牌がある居室はほとんどなし。
手回り品だけで逃げざるをえなかった、そうです。
一度も自宅にかえっていないという人もいました。
「もう、一生、双葉には戻れないのに、見に行ってどーすんだ?!」

僧侶のボラ訪問は、初めてだそうです。
「有償訪問」はあったとか…。

私は、
全くの手ぶらでまわりましたから、いつもの『お線香配っています』とも言えません。
シンプルに、『どうですかぁ?』みたいな声かけをして、全戸を回りました。

結果、門前拒否は一軒、玄関での傾聴はおふたり(10分程度おひとり、
30分程度おひとり)、家の中にまねかれ、1時間程度が、おひとり。
このかたは、埃だらけのお位牌をおもちでしたので、読経もしました。
読経はこの1軒だけです。
あとのかたは、玄関先で、少し、立ち話をしました。


この2年で、この仮設で亡くなったのは三人だそうです。

原発事故で故郷を追われた人々のスピリチュアルペインは、
津波被害にあわれた方々、津波での死別を経験された方々とは全く違うものの、

訪問者に突きつけていただける課題のようなもの、
あるいは訪問者が向き合うことになる自分自身の覚悟のほど、
魂根本を鷲づかみされるような直接的な葛藤や揺れ、
そういったものは、かわらないなあ、と。

自己トースイ、とかではなく。そんなことしてたら向き合えないし。

結果的にですが、
郭内の皆さんに教えていただいたわけです。臨床◯教師の
『(被災地)臨床実習』のこと、
とやかく言えませんね(猛省済)


他団体の活動に参加したり、
女川以外の仮設を訪問したりするたびに、
つよく思うことですが、
私は、私たちは、女川の人たちや、我々が女川でやってきた『形』に、
ずいぶん助けられたりしているのだなあ、と。

それは取り立てて非難されることではないのですけど、
ある程度は自覚しておきたいと、考えます。

お線香(もしくは何かのモノ)がなければ訪問できない、
みたいな感じに嵌った瞬間を経験した人が、私を含めて、
KTSKのなかにいると思いますが、
それはきっと、その瞬間は、お線香を配ることが目的化していたんでしょうね。

郭内、
機会があればもう一度、行きたいです。



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