KTSK(傾聴に取り組む宗教者の会)

被災地での活動報告や告知など。
一見さんの参加も歓迎。
「何かしたかったけど、何をしていいか分からない」
「きっかけがほしかった」
「どこにつながればいいか分からなかった」
そんな想いをお持ちの僧侶、宗教者、一般の方、一緒に活動しませんか?
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    【報告】2015年12月(第58回)傾聴仏具配布訪問
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      【報告】2015年12月(第58回)傾聴仏具配布訪問
      【日時】12月12日(土)
      【訪問先】女川町民が暮らす高齢者等福祉住宅および眺湾荘地区住宅、野々浜仮設住宅、小屋取仮設住宅、塚浜仮設住宅、指ヶ浜仮設住宅
       【昼食】高白浜・果樹園カフェ「ゆめハウス」
       【参加者】黒崎浩行、高橋紀和、高橋原、太田宏人
      【法要】雄勝病院跡地慰霊焼香処

      高齢者等福祉住宅は2016年3月で閉鎖されます。今、4世帯5人の方が暮らしています。これからも訪問します。(お)

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       【参加後の感想】
        仏教やお坊さんが大切にされている東北の被災地では、お経がありがたがられる、ということを散々言ってきましたが、東北生活4年目にして、あらためてその意味を噛みしめています。津波の影響の有無にかかわらず亡くなった方の僧侶による供養をきちんとしておきたいという思いをお持ちの方が多いと感じました(特に高齢者に)。こういう意味での日常性の回復というのはなかなか目に見えることではなく、行政に頼ることもできないので、地元の和尚さん、また外から来るボランティアの僧侶たちの頑張りどころであると感じました。以上は「傾聴」というよりも、儀式の力(宗教的ケア)ということです。
        復興の進み具合ということでは、行政による住宅の整備などが締め括りの段階に入ってくる段階で、支援が手薄な人たちの取り残された感が際立っているようです。仮設にいまだに残されてしまっている人はもとより、復興住宅での新しい生活に不安を抱えている人、そして自宅が被害に遭わなかったために支援から漏れてしまった人たちにも目配りが必要ですね。
        被災地の人々全員が宗教者による傾聴を必要としているわけではないので、ボランティアの宗教者は、限られた接触の中でその人がなにを必要としているのか、「宗教的ケア」まで踏み込んだ方がいいのか、感覚を研ぎ澄まさなければならないですね。具体的には、「仏さんにお経あげましょうか」といった声をかけるかどうかという判断になると思いますが、これは現実には、「傾聴」を踏まえて、「相手の求めに応じて」、という無難な形ではなく、宗教的介入があって初めて深い傾聴につながるということもあり、また往々にしてそのような介入がとりわけ大きな感謝をされるので、宗教者にはより高い倫理性が求められると感じているところです。
       (高橋原)

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