KTSK(傾聴に取り組む宗教者の会)

被災地での活動報告や告知など。
一見さんの参加も歓迎。
「何かしたかったけど、何をしていいか分からない」
「きっかけがほしかった」
「どこにつながればいいか分からなかった」
そんな想いをお持ちの僧侶、宗教者、一般の方、一緒に活動しませんか?
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    【告知】2016年4月(第62回)傾聴仏具配付訪問
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      【告知】2016年4月(第62回)傾聴仏具配付訪問
      ・日時:4月23日(土)
      ・訪問場所:宮城県女川町
      ・集合:8:00am 仙台駅
      傾聴経験がなくても、真摯な方、
      「自分のため」ではなく、「お相手」に意識を向けられる方なら、
      歓迎します。
      参加希望はメッセージへ。

      生きるための祈りを支えたい。
      こんにちは、の挨拶を届けたい。
      ぼちぼち参りましょう。
      | 告知 | 16:03 | comments(0) | - | - | - |
      【報告】2016年3月(第61回)仏具配付・傾聴訪問
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        【報告】2016年3月(第61回)仏具配付・傾聴訪問
        [日程]3月12日(土)
        [参加者]高橋紀和、赤城俊和(天台宗)、金澤豊(浄土真宗本願寺派)、太田宏人(曹洞宗)
        [訪問場所]
        ●高齢者等福祉住宅
        ●医療センター駐車場下・七十七銀行行員慰霊碑
        ●出島(各戸訪問ご供養・傾聴、合同法要)
        ●清水地区献花所(合同法要)

        次回は4月23日(土)。
        参加者、募集中です。

        【感想】
        高齢者等福祉住宅は三月に閉鎖。
        もう、2世帯3人しかいませんでしたが、関わりました。職員さんたちに、これまでの関わりを感謝していただきました。それ以上に、感謝申し上げつつ、職員さんたちと思いを共有しました。「震災復興」や「被災地のちょっといいはなし」や「被災地のドラマ」みたいなマスコミの文脈には乗らない、こういうかたがたがいます。皆、失職します。
        出島は、いつも温かく迎えてくださり、嬉しい限りです。各戸を回り、御線香を配り、ご先祖さんやご家族のご供養をし、お話に耳を傾けました。最後に、皆であつまり、無人化した寺の階段に安置された震災物故者位牌の前で、ともにお祈りしました。
        毎月恒例の合同法要は、清水地区仮設献花所でした。
        ーーー
        【感想/高橋紀和】
        ■活動に際し心がけたこと
        ・同じ目線でやりとりすること
        ・言葉だけでなく存在を聴くこと
        ■午前中、高齢者等福祉住宅でお会いした御夫婦は、昨年(夏ごろ?)お会いした事があった
        話しが進むにつれ笑顔が見えるようになり。そうだ、この方はこんな、人懐こい笑顔をする人だったな、と思い出しつつお話しを伺っていた
        ■午後に伺った出島の集会場のお母さん方の談笑に小一時間ほど一緒させて頂いた
        他愛の無い笑い話しから不満不安まで色んな事を皆さんで共有されていた(勿論共有出来ないことも有るだろうが)
        ■3月11日前後の活動は今年が初めてだったと記憶しているが(違ってたらすみません)、3月12日は結果的に良かったのかな、と感じた
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        【感想/赤城俊和】
        今回はまず、今月で閉鎖される高齢者等福祉住宅へ。去年から数えて自身4度目となりました。初めの頃にはある程度入居者が居たものの、今回伺ったところ3名と、時とともに所内が静かになっていました。
        到着後、来月から近くの仮設住宅の施設への移住が決まっている男性のもとへご挨拶に伺いました。その方は自室から車椅子で廊下へ出て、静かに女川の港を眺めていらっしゃいました。話を伺うとやはり「この女川に生まれてこのかた海を見ない日は1日も無かった。来月から違う場所に移るけど、海が見えない場所だから不安だし、これでこの海も見納めになってしまうかなぁ。」と。 震災で町がほぼ壊滅してもなお、自分の人生に海は欠かせないと感慨深くおっしゃっていたのが印象的でした。
        午後は船で出島へ渡り、復興住宅に入居された方々のお宅を訪問。震災から5年となった3月11日、報道関係者や島内のお寺の住職も島に誰一人として来なかったそうです。本土と出島の距離はほとんど離れていませんか、人の気持ちはだいぶ離れてしまっているようで、島内の方々は寂しそうでした。7・8軒のお宅に伺い、お仏壇の前で手を合わせお勤めをさせていただきました。 出島の皆さんのお心は本当に温かい。皆さん前向きで力を合わせて頑張っていらっしゃいました。
        今回は先月に比べ、港近く(旧医療センター南側)のかさ上げ工事が進んだ感じでしたが、町づくり全体で考えると「まだまだ」なのでしょう。
        工事の進み具合や町の再生だけではなく、住民の方々の心の中から不安が消え、一日でも早く安心して生活できることを祈るばかりです。
        また参ります。
        ---------
        【感想/金澤豊】
        追悼法要のみ参加させていただきました。 機会を与えて下さった3/12参加者の皆さま、何時も気持ちを寄せ続けて下さっているktskメンバーの皆さまに感謝いたします。
        女川町中心部は大きく姿を変えました。 土砂が積み上がり、茶色一色という印象です。 もちろんそれは復興発展への過程なのですが、たまに見る私と、毎日の風景として見る地元の方々とは見え方が違うだろうなと直感的に思いました。 どう違うのかは「こんにちはの挨拶を届ける」中で漏れ聞こえる事なので言及しませんが、同じ風景を見ても一人ひとりの見方が違うという事は私たちは自覚しておくべきかなぁと考えております。
        追悼法要は、煌びやかな女川駅を越えて、野球場仮設の裏手に位置する清水地区の献花台前で勤めました。 工事関係者の仮設宿舎横に複数のブロックが積まれた簡素で目立たない献花台です。 それでも手向けられたばかりの華が6束ありました。 日没が近づくと気温が急に下がり、風は冷たく、5年前を想起するには充分の条件が整っていたように思います。
        この5年間は津波を直接体験していない私たちが、どうやって「生きるための祈りを支え」るのか考え動いてきた時間でもあります。 赤城さん、太田さん、高橋さん、私の4人もそれぞれの仕方、ペース、異なる環境で過ごしてきました。 それでも法要によって、4人で声を整え念仏させていただくことで、私たち自身が多くの方々に、仏に支えられている事に思いを馳せることが出来ました。 (宿舎に戻る工事関係者にも届いていたように思います)
        自分勝手なペースではありますが、引き続き思いを寄せていきたいと思います。
        南無阿弥陀仏

        こんにちはの挨拶を届けたい。
        生きるための祈りを支えたい。
        では。
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