KTSK(傾聴に取り組む宗教者の会)

被災地での活動報告や告知など。
一見さんの参加も歓迎。
「何かしたかったけど、何をしていいか分からない」
「きっかけがほしかった」
「どこにつながればいいか分からなかった」
そんな想いをお持ちの僧侶、宗教者、一般の方、一緒に活動しませんか?
【報告】2016年9月第2期(第70回/@熊本)
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    【報告】2016年9月第2期(第70回/@熊本)
    ○日時:9月11日(日)
    ○参加者:吉永拓哉、匿名希望、清涼晃輝(曹洞宗)、太田宏人(同)
    ○訪問地:西原町小森仮設住宅(全棟)、益城町津山グランド仮設住宅(全棟)
    [法要] 津山グランドから益城町へ
    ※ご寄付をはじめ、この日の活動と参加者をサポートくださいました皆様に心から感謝申し上げます。


    ■感想
    (吉永拓哉:サンパウロ新聞福岡支局長)
    感想文
    この度、友人の太田宏人僧侶からの誘いを受けて、9月11日に熊本地震の被災地である西原村および、益城町の仮設住宅地を訪問し、清涼僧侶、太田僧侶らと共に、被災された方々のお宅1軒1軒に仏具をお配りさせて頂きました。
    私は東日本大震災の際は、地元の福岡市で募金活動をしただけで、実際に被災地に行ったり、被災者と触れ合ったりしたことがありませんでした。
    本年の熊本地震では、発生後間もなくして太田僧侶に同行し、初めて被災地を訪れました。その時、私の目に飛び込んだのは、押し潰された無数の民家、地割れと残骸だらけの道、倒れた電柱など。まるで爆弾でも落とされたかのような光景に、大変衝撃を受けました。
    そのような経緯もあり、今回、仏具の配布のお手伝いに参加させて頂きました。
    そして、参加してはじめて知ったことは、仮設住宅にお住いの方々には、ご高齢者が多いことでした。若者であれば、地震で全てを失ったとしても「元の生活に戻るために、また仕事を頑張ろう」という気持ちになるかもしれません。しかし、ご高齢者とあっては、先が不安になるはずです。聞けば、2年以内に仮設住宅から退居しなければならないとか。
    普段、恵まれた環境の中で生活していると、被災者の方々がいることは知っていても、他人事のように思ってしまいがちでしたが、実際に被災者の方々と触れ合ってみて、少しだけご苦労がわかったような気がします。
    そうかと言って、私がどうこうできるものではありませんが、引き続き、ご協力できることがあれば、やっていきたいと思います。よい社会勉強にもなりました。本当に有難うございました。(吉永)

    ■活動に参加して
    (匿名希望)
     3〜4軒が一棟となっている仮設住宅ですが、プランターに花が咲いていたり、自転車が置いてあったり、灰皿があったり…と一軒一軒のお宅の前は、それぞれに違っていました。「被災地」「被災者」と一括りにすることのないようにしようと思いました。
     
    最初一緒に回らせていただき、お話の「聴き方」を目の当たりにしました。長い時間沈黙が続いても、なにかを促すのではなく待つ、すると、お相手の話の続きが始まる…「傾聴」に関する文章を読んだだけではわからない経験をしました。また、お話を聞いている際、いつのまにか自分の思いをめぐらしていることに気づき、相手に「寄り添う」ことと自分に「引き寄せてしまう」ことの違いをあらためて感じました。そして「寄り添う」には、静かなエネルギーが必要なのだと思いました。

     伺ったことを無駄にすることなく、今後自分にできることは何だろうか、考え続け、実践していきます。
     ご一緒させていただいた皆さま、西原村、津森の方々、お会いしてお話しすることができ、ありがとうございました。


    ■感想
    清涼晃輝(岡山県津山市 少林寺住職)
    本日、傾聴に取り組む宗教者の会(KTSK)の活動で平成28年熊本地震の被災地を訪問しました。
    「こんにちは」の挨拶を届けたい。
    そんな思いを持って同志4名で活動を始めました。

    益城町の多くのお宅にブルーシートがかかっていました。
    道路や川の崩壊、家屋の全壊又は半壊、山の崩壊など、震災の爪痕はまだしっかりと残っていました。

    線香、仏具(線香立て香炉、リン、花立、仏飯器、蝋燭立て)をお配りしながら、仏様のまつり方や仏事相談、お悩みを聞かせて頂く傾聴活動をいたしました。

    「うつ病なんだ。話聞いてくれるか?」と言われた方もおられました。

    被災者から聞いたお悩み
    ・亡くなった方への思い。寂しさや悲しさ。後悔。
    ・4月14日の1回目の地震が「余震」とは思わず、傾いた自宅に居り、4月16日の2回目の大きな地震「本震」で家族が亡くなった。その後悔。
    ・全壊または半壊した住むことの出来ない自宅の解体への不安。
    ・仮設住宅が2年という期限があり、次の住居の目処が立たない不安。
    ・仮設住宅への不満。住民同志のトラブル。被災者の声を聞いてくれない。言うところがない。
    ・とにかく、どうしてよいかわからない。

    まだ、体育館等で避難所生活を送らている方も沢山おられます。
    仮設住宅での生活に感謝しながら、様々な不安をお聴きしました。

    同時に、全国から寄せられた物資への感謝やボランティアへのお礼も言われていました。
    ある人は、「震災直後に岡山から岡山米を頂いたよ。ありがとう。」と言われていました。

    仏具のニーズもかなりありました。用意した段ボール5箱分の線香と仏具は、ほぼ無くなりました。

    益城町を見渡せる場所で、慰霊法要を勤め、仮設住宅を離れました。

    途中、被災した熊本駅近くに住む大叔父と大叔母に会って震災見舞し、岡山へ向かい無事に帰山しました。
    合掌



    | 活動報告 | 16:39 | comments(0) | - | - | - |
    【報告】2016年9月第1期(第69回/@女川)
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      【報告】2016年9月第1期(第69回/@女川)

      ○日時:9月10日(土)
      ○参加者:高橋紀和、太田宏人(曹洞宗)
      ○訪問地:女川町民が暮らす仮設住宅
      [午前] 小乗、小乗向
      [昼食] 果樹園cafe女川ゆめハウス
      [午後] 小乗向、横浦北、飯子浜
      [法要] 小乗漁港防波堤
      ※御線香その他、この日の活動と参加者をサポートくださいました皆様に心から感謝申し上げます。
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      [所感]高橋紀和
      KTSK活動(20160910)
      ■活動に際し心がけたこと
      ・同じ目線でやりとりすること
      ・言葉だけでなく存在を聴くこと
      ・相手方の呼吸を(少し)意識してみること
      ■仮設住宅から公営住宅、自立再建、県外引越し等、多くの方々は今後の住まいについて考えが固まってきているようだ。既に行動済みの方々も多い。
      ■とある住民の方の、高台移転についてのお話し
      ・同じ地区同士の仮設の集まりがそのまま移転するから、人間関係や暮らし自体にはあまり心配は無い

      ■成程、と同時に感じたこと
      ・バラバラ地域で集まった仮設住宅の方々は大変かもしれない
      ・同じ地区同士でも人間関係の孤立はあるかもしれない(というか、有る。今まで見てきた)
      ■数年前に思った事・・・炊き出しに出る元気すら無い人にも「こんにちは」を届けられたら。
      ■KTSKの活動の本質はその頃から(或いは最初から)変わっていないのかな、と改めて感じている。(高橋紀和)

      [所感]太田宏人
      様々な感情、疑問が去来する一日でした。答えなどないのに、わたくしたちの活動の是非等を考えもしました。どこの仮設でも、公営住宅や自立再建住宅への移転の時期の話をお聴きしました。いまの「仮り住まい」の期間が5年以上になり、隣近所の住民や建物、この暮らしに愛着が湧いていること(≒新しい生活・老境への[若干の?]不安、転居のストレス)などもお聴きしました。

      そしてまた、すでに他団体ボラが来ない中での我々の訪問への謝意。そして、ありがた迷惑さ。「迷惑」とまではいかなくても、「支援活動」の終わりを感じながら発語する方もいました。

      そんななか、義理の親の悪口を、笑いながら言いまくる方がいて、悪口を礼賛するわけではないですが、何か、わたしはホッとしながら聴いていました。

      ☆☆☆
      次回女川訪問は
      10月23日(日)。
      参加希望の方は、ご連絡をお願いします。

      ○生きるための祈りを支えたい。
      ○「こんにちは」の挨拶を届けたい。
      〜KTSK〜

      | 活動報告 | 16:14 | comments(0) | - | - | - |
      【報告】2016年8月(第68回)傾聴仏具配付訪問(女川)
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        【報告】2016年8月(第68回)傾聴仏具配付訪問(女川)
        ・日時:8月27日(土)
        ・訪問場所:
        石巻市赤島地区応急仮設住宅
        ・合同法要(導師:金沢豊):
        称法寺ご本堂(石巻市門脇、浄土真宗本願寺派)
        ・参加者
        安部智海(浄土真宗本願寺派)、金沢豊(浄土真宗本願寺派)、太田宏人(曹洞宗、法要参加)

        ●所感

        【女川町の印象】
        8月27日の女川町は曇天模様。
        整備された商店街は、駅からまっすぐに海の方へ伸び、45号線に突き当たる。 道路を挟んで横倒しになった女川交番の存在が薄くなっている。
        女川町中心部の状況としては、全体的に盛り土が進んでいる状況。
        震災遺構として残されている防災庁舎も、そのまわりを盛り土され、日月の経過に埋もれようとしているような印象を受けた。
        これから仮設住宅から公営住宅、復興住宅などへ移転が本格的に進められる時期に差し掛かっている。
        女川駅は、復興を強調するように整備され賑わいを見せているが、目を転じると土盛り、更地の状況であり、震災の爪痕を露わにしていた。
        むしろ、その両極端な情景は見るものの気持ちの均衡を突き崩させるようとしているかのようでもあった。
        私たちは、聖花園へ皆さんからご寄進いただいたお線香を受け取り、雄鹿半島に向かった。

        【訪問活動】
        女川原発の方向へ南下した。
        訪問歴のある仮設住宅を横目に、石巻市域へと車を進めた。
        人の減った住宅が少々荒れていることは通過するだけでも明らかだ。
        また、女川町中心部の土地利用計画は進んでいても、各集落、港町の整備は手つかずの状態。
        津波が来てから、人の手が入ることを拒むように草が生い茂っている。
        元の住民は、戻ることを諦めたのだろうか。そしてそれは、みな納得の上なのだろうか。
        答えのないことに思いを馳せながら、女川原発の南側の半島の先、偶然たどり着いた仮設住宅で活動をした。

        ■石巻市赤島地区応急仮設住宅

        印象に残ったのは、ある高齢者の話。
        震災時、大きな地震が起きて避難しようとしたところ、近所の家から車椅子の方を避難させようとした一家5人が目に止まったため、手を貸そうとしたところ、津波が押し寄せたのだそう。
        考える間も無くみんな流されてしまったのだという。
        そのなかで、その高齢者は、車椅子の方が目を開けたまま気絶でもしているように仰向けに流されてゆく情景が目に焼きついたそうだ。
        その高齢者一人が生き残り、車椅子の方の家族は全員亡くなったという。
        高齢者はずぶ濡れになって避難所に逃げたものの、そのときのことを誰に語っても信じてもらえなかったという。
        その後も事情聴取を受けるなかで、何度もその話を口にせねばならず、それを話す気力も今では失ってしまったという。
        誰に話すこともできずに胸のうちに秘められたこのエピソードを知るものは、当時身につけていた衣服だけだという。
        その衣服は今も大切に保管しているのだそうだ。
        誰にも言えずにいた当時の出来事と、このお気持ちを、高齢者は衣服と同じように大切にされていたことだろうと思った。

        【合同法要】
        合同法要のため、石巻市の門脇地区へ移動した。
        「濡仏(ぬれぶつ)」跡地で法要を営んでいるKTSKメンバーを発見し、車を脇に停めて共に合掌する。
        3人が揃い門脇地区を歩いたのは、実に4年ぶり。
        自然と、5年前に初めて瓦礫撤去のお手伝いをした称法寺に足がむく。
        お寺はどんな様子で、寺族の方はどうお過ごしなのだろうか。
        がらんとした境内地を歩き、本堂に立つ。人の気配はなかった。ご本尊も見当たらない。
        最初から決めていたわけではないが、ここで法要することになった。
        持参した本尊をご安置し線香の香りで荘厳をした。
        法要を振り返れば、空間に何かが満ちるような感覚を抱いたように思う。
        そこに自分が居るからこそ感じえたものがある。
        雄鹿半島の光景も、合同法要の場も、訴えかけてくるものがあった。それを言語化することは難しい。
        それでも、5年前の称法寺、流入物を撤去するときの「皆で復興させよう!」という雰囲気が何かのピークだったように感じる。
        こんな皮肉なことがあるだろうか。
        そんなやるせない思いが、自分の中に沸き起こり息苦しくなっている。
        安部智海・金沢豊

        | 活動報告 | 09:36 | comments(0) | - | - | - |
        【報告】2016年7月第2期(第67回)傾聴仏具配付訪問(女川)
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          【報告】2016年7月第2期(第67回)傾聴仏具配付訪問(女川)
          -日時:7月28日(木)
          -活動地域:出島
          -活動内容:
          1.お話:
          聖花園社長・鈴木通永さん
          保福寺住職・八巻英成さん
          2.出島訪問:
          島の方々が参加した合同法要(出島集落、寺間集落/導師:赤城師)、線香配付、仏具配付、各戸にて先祖供養(11戸、出島地区復興住宅、島のお母さんたちとの談話)
          ※お食事の振る舞いがありました。
          3.KTSK 合同法要:
          大川小学校(導師:太田)

          -参加者:清真学園高等学校(茨城県)の生徒さん4人、網敷俊志(清真学園)、赤城俊和(天台宗)、太田宏人(曹洞宗)

          ○所感
          若い人たちのちから、思いにあふれた訪問でした。
          島のお母さんたちとの歓談が華やかでした。島の皆さん、清真学園のみなさん、ありがとうございました。

          鈴木さんと八巻さんのお話は、みな、忘れられないものになったと思います。

          お時間を割いていただいたお二人に心より感謝申し上げます。

          (詳細は後日掲載)

          生きるための祈りを支えたい
          「こんにちは」の挨拶を届けたい
          ぼちぼちいきましょう。

          ?次回は8月27(土)@女川です。
          参加、お待ちしています。

          | 活動報告 | 08:25 | comments(0) | - | - | - |
          【報告】2016年7月1期(第66回)傾聴・仏具配付訪問(熊本)
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            【報告】2016年7月1期(第66回)傾聴・仏具配付訪問(熊本)
            敬称略で。
            ・日時:2016年7月11日(月)〜12日(火)
            ・活動地域:熊本県熊本市東区、益城町、御船町、西原村
            ・活動内容:仮設住宅への戸別訪問(傾聴、仏具配付)および
               避難所等の仮設トイレ清掃など ・参加者:黒崎浩行(11日)、遠田旭有(曹洞宗、12日)、太田宏人(同、両日)
            ・活動記録:
            《11日》
            08:05 黒崎・太田、熊本空港到着、レンタカー店で荷物受取
            09:00 (益城町の葬儀社)天昇院ましきで仏具購入
            09:30 浄土真宗本願寺派光輪寺(熊本市東区)
               山田敬史住職を訪問、
               東日本大震災支援のお線香を購入
            10:30 熊本市東区 秋津中央公園仮設団地
               (東野2丁目24-1、7月5日入居開始)
               仏具配布傾聴訪問
            12:00 益城町総合体育館避難所訪問
            12:30 昼食 益城町木山のピザ屋さん
            14:00 養護老人ホーム花へんろ(益城町赤井)訪問
               被災職員へ仏具類提供。読経、法話(太田)
            15:00 益城町 赤井仮設団地(赤井、6月14日入居開始)
               仏具配布傾聴訪問 16:00 益城町 広崎仮設団地(広崎、6月14日入居開始)
               仏具配布傾聴訪問
            18:00 仮設トイレ清掃
               専寿寺(益城町木山)付近、益城町総合体育館駐車場
            18:50 合同法要 赤井観音堂(益城町赤井)
            19:20 熊本空港着 初日活動終了、遠田合流、黒崎帰路へ
               遠田、熊本市で宿泊。太田、線香の補充購入後、
               益城町総合体育館駐車場で車中泊。

            《12日》
            6:30 太田、益城町総合体育館駐車場仮設トイレ清掃
            8:00 太田、益城町 広崎仮設団地 (昨日の続き)
            8:45 遠田、合流 益城町 津森町民グランド仮設団地
               (津森、6月20日入居開始)
               仏具配布傾聴訪問
            10:00 益城町 飯野小学校仮設(砥川、6月28日入居開始)

            11:00 御船町 旧七滝中学仮設(上野1519-2、7月5日入居開始)
            12:00御船町小遠神社(合同法要) 導師:遠田旭有

            遠田、帰路へ。以下、太田単独
            13:00 御船町 七滝仮設(七滝2599、七滝トンネル手前、入居時期未定)
               誰も入っていませんでした。
            14:00 西原村 小森第一仮設(小森3157-1、6月18日入居開始)
            15:30 活動終了。余った仏具の発送、レンタカーの返却

            【配付仏具類】
            香炉:32
            香炉灰:40セット
            線香:箱110+墓参用40束
            リンセット:32
            花立:9
            線香立:7
            仏飯器:26
            コップローソク:14

            【所感:1日目/黒崎浩行】
            ●太田さんとともに皆様からご支援いただいた仏具、お線香を携えて、地震発生から2ヶ月が経ち、入居が始まった仮設住宅を訪問しました。とくに午後にうかがった赤井、広崎の仮設団地では、家もろとも壊れた仏具の代わりにと受け取ってくださる方が多くいらっしゃいました。仮設団地自治会はまだなく、集会所も建設中というなかで、いったん身を寄せたご親族ともまた離れて仮設住宅暮らしを始められた方々の、やるせない様子がうかがえました。
            KTSKのモットーである、こんにちはの挨拶を届ける、祈りを支える、ということに与らせていただけましたことに感謝いたします。
            ●仏具、お線香を喜んで受け取ってくださる方も多い一方で、うちはうちの宗教があるから、と受け取りを拒まれる方もいました。
            また、うちは毎月27日が月参りの日だったが、4月27日以来途絶えている、お寺からの安否確認などの連絡もない、という方もいました。土地の信仰の大切さも思います。

            【所感:/太田宏人】
            1日目は、土砂降りのなか、黒崎さんと回りました。
            仮設住宅を回った経験は確かに多いですが、それは宮城県でのこと。混同しないように、比較しないように、「俺には分かっているんだから」という思いの鎌首が持ち上がらないように、お相手に集中するということに気をつけながら、回りました。
            初めての熊本での仏具配付で、緊張もありましたが…。

            黒崎さんとは、仮設トイレの清掃もしました。
            黒崎さんと別れ、私は益城町の総合体育館の駐車場で車中泊をしました。ものすごく雨が降っていて、車の窓を開けられず、かといってエアコンでは隣近所に駐車している人たち(皆さん、エアコンをかけていません)に迷惑かと思い、閉めて寝ましたら、汗だくで、脱水症状みたいな感じになりました。
            これからの季節、車中泊はもう限界なのではないかと思いました。

            ●花へんろについて
            花へんろ(介護保険外 老人ホーム)は身寄りのない方がほとんど。かつては町営でしたが、いまは民営化されています。仮設住宅への道を聞きに寄り、被災した職員さんに仏具をお渡ししましたら、読経を依頼されました(突然で、ちょっとびっくりしました)。

            大きなお内仏があり、いろんな宗派の古いお位牌がありました。民営化前のものなので、今の職員さんは、それが誰の位牌かはわからないとのことでした。ご利用者さんか、ご利用者さんがお持ちだった位牌でしょうか。お盆には、近くのお寺さんがご供養をしているということです。

            施設長さんがご利用者さんに声をかけてくださり、すぐにご利用者さんが広間に集まりましたので、私は改良衣をつけて、法要を始めました
            施設利用物故者追善供養、施設利用者身体堅固、吉祥祈願などをしました。流れで、法話もしました。法話よりも、ご利用者さん皆さんと手を握り合ったことのほうが喜ばれたかも知れもしれません。
            ●合同法要について
            合同法要は、益城町赤井地区の観音堂(震災後に新築されたのでしょうか、非常に新しい建物でした)で行いました。千手観音様の慈悲のお力にすがり、益城の復興を願い、犠牲者の追善菩提を願いしました。

            ●2日目
            朝、1時間ほど総合体育館の屋外の仮設トイレを掃除し、その後、遠田さんと合流し、仮設住宅を回りました。
            御船町は大きな商店から各集落が遠いため、仏具を買いにいけない、とおっしゃる方にあいました。仏具をとても喜んでいました。全体的には、お断りになる方のほうが多かったかもしれません。
            合同法要は、御船町の小遠神社の拝殿の土間をお借りし、被災地復興と犠牲者の安寧をお祈りしました。この神社も被害を受けていましたが、あまりメディアでは報じられていないようです。そういう存在がたくさんあるのだと感じました。

            ●西原村
            西原村では、あっという間に仏具がたくさん出ました。西原村の小森仮設住宅は大規模で、大きな仮設住宅が4つ固まっています。入居は始まっていますが、まだ、入居していないところもあります。最終的には合計300戸ほどになるようです。
            時間と人数の関係で、回れたのは小森第一(50戸)だけでしたが、仏具へのニーズが高かったです。平日で、しかも入居がこれからということもあり、全戸に配付するような状況ではありませんでしたが、活動終了後に、住民が追いかけてきて「まだある?」とおっしゃっていました。

            ●熊本での特殊性を感じたこと
            「(倒壊した住宅、傾いた住宅、倒壊の危険がある住宅に)まだ仏具を取りに行っていない。うちの中に仏具はあるはずなので、いま、これをもらっていいのかどうか」
            「過去帳だけは持ってきた」
            ※真宗地域で、家で「ご先祖様を祀らない」「家に祀るのは阿弥陀如来様」と思っている方もいるようです(実際の感情はそうではない方も多いです。特に西原村では「家で先祖を祀る」という意識は強いように感じました。

            真宗という結束性の強い信仰のためか、他宗の僧侶への抵抗を持つ方も若干いらっしゃるようでした。これは、特に留意しなければならないことですね。

            「墓参りはしない」
            ※遺骨は寺や地域の納骨堂に安置して、お墓を持たない方もいる。
            ※思ったよりも、墓参り用のお線香は断られた感覚があります。

            とはいいながら、仏具のニーズはまだまだ非常に高いと思いました。
            しかしながら、「いまはそれどころではない」という方も当然います。
            (移転直後、まだ入居前、倒壊した/しそうな家から、まだ仏様を、取り出していない、仮設でどう祀るか考えていない、など)


            できる範囲でつづけましょう


            ●居宅内読経
            2日間で、私は3回でした。
            十七回忌と、三十三回忌、特に名目のない先祖供養でした。


            【購入仏具類】
            (1)浄土真宗本願寺派光輪寺から 1.「東北支援線香」@1000円×40箱=40,000円
               (1)合計 40,000円

            (2)ましき天昇殿(益城町の葬儀社)で
            1.墓参用線香 @52円×40=2,080円
            2.家庭用線香 @280円×50=14,000円
            3.香炉用白灰(小150g) @60円×25=1,500円
            4.広丸リン @680円×27=18,360円
            5.リン棒 @56円×39=2,184円
            6.リン布団 @425円×40=17,000円
            7.リン台 @152円×40=6,080円
            8.コップローソク @400円×26=10,400円
               (2)合計 77,332円

            (3)スーパーキッド(益城のスーパー)で
            1.家庭用線香 @358円×8=2,864円
            2.家庭用線香 @410円×3=1,230円
            3.家庭用線香 @358円×4=1,432円
            4.家庭用線香 @410円×3=1,230円
               (3)合計 6,756円

            ※その他の支出
            (4)その他合計
            1.レンタカー 15,120円
            2.ガソリン 1,595円
            3.トイレ清掃用具 1,417円
            4.残余仏具配送料 1,736円
            5.KTSK所蔵分仏具の配送料 1,620円
               (4)合計 21,488円

            (1)〜(4)合計 145,576円(5)

            【義捐金、支援金のカンパ】
            使途
            A:仏具等購入費(義捐金)
            B:参加者へのカンパ(支援金)

            ●カンパ報告
            A/221,000円、B/119,000円

            A−(5)=75,424円
            Bは参加者で分けました。
            ありがとうございます。

            ●残存物関係
            できれば9月にもう一度、仏具を配付に行きたいと思います。
            下記は、その際に使います。
            コップローソクは、現地の葬儀社からすすめられて買いましたが、
            正直、あまり配りたくはないです(不慣れな仮設で、火事の原因になる)。
            これは、女川で配ろうと思います。

            (1)残金品
            A残金:75,424円
            B残金:0円

            (2)仏具
            【太田保管分】
            香炉:2
            リン:13
            リン台:13
            リン棒:8
            リン布団:10
            香炉:2
            コップローソク:12(女川で配付)
            【聖花園保管分】
            香炉 個数確認中
            燭台、佛飯器等 個数確認中
            上記は、2016年7月24日現在です。
            以上です。
            | 活動報告 | 08:21 | comments(0) | - | - | - |
            【報告】2016年5月(第63回)傾聴仏具配付訪問
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              【報告】2016年5月(第63回)傾聴仏具配付訪問
              ・日時:5月17日(火)
              ・訪問場所:宮城県女川町内
              ・活動
              (午前中)野球場仮設住宅 居室訪問
              (午後)眺湾荘地区 居宅訪問、運動公園住宅(公営復興住宅) 居室訪問
              ・参加者
              八木芳久、青木隆興(高野山真言宗)、赤城俊和(天台宗)、若麻績敏隆(浄土宗)
              (以下、曹洞宗)遠田旭有、清涼晃輝、三宅大哲、八巻英成、山田良天、太田宏人
              (合同法要)
              ?七十七銀行女川支店行員慰霊碑
              清涼晃輝導師
              ?女川町地域医療センター駐車場内慰霊碑
              若麻績敏隆導師

              【所感】
              久しぶりに参加させていただき、皆様とご一緒できましたこと、心より感謝申し上げます。有り難うございました。
              昨日、お邪魔して、未だ、震災の苦しみから本当の意味で立ち直っておられない方にお会いしました。何も悪いことをしていないのに、なぜ、自分はこんなに苦しみを受けなくてはならないのか。
              善因善果、悪因悪果の単純な因果律で語るにはあまりにも不条理な現実を今更ながら思い知りました。
              それに私たちがいかに答えるか。
              苦しみの意味について回答を出さなくてはならないのは、最終的にはどうしても苦しんでいるご本人ですが、それに対して私たちにどんな手助けができるのかと考えておりました。
              今回も、本当に有り難いご縁を頂戴したと思います。ご支援いただいた方にも心より感謝申し上げます。(若麻績)

              ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
              生きるための祈りを支えたい。
              こんにちは、の挨拶を届けたい。
              ぼちぼち参りましょう。
              ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

              ◎6月は2回
              15日(水)第64回
              18日(土)第65回
              どちらかでも、両方でも歓迎します。
              | 活動報告 | 18:27 | comments(0) | - | - | - |
              【報告】2016年4月(第62回) 東日本大震災物故動物供養祭
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                【報告】2016年4月(第62回) 東日本大震災物故動物供養祭

                【日時】4月23日(土・引前)15:00 開式
                於 セレモニアルホール聖花園
                女川町鷲神浜
                主催:KTSK、協力:聖花園
                【参加者】太田宏人(曹洞宗)

                東日本大震災でいのちを落としたすべての動物のほか、震災以降、ご家族が皆、亡くなられた方々の遺品のご供養も行いました。
                悲しみは消えるということはなく、悲しみとともに生きる女川の人々を改めて感じました。亡くなられた方々の写真一枚一枚に読経いたしました。

                お勤めのあと、聖花園の事務所で、先月(3月)上旬に女川の海で漁師の刺し網に引っかかり、引き上げられた瑩山禅師(曹洞宗太祖)の坐像を拝見しました。これは、津波で流された聖花園の倉庫に収納されていた尊像(曹洞宗の葬儀で祭壇に安置する)。5年ぶりの帰還です。背面は破れ、フジツボがついていましたが、お顔も身体の部分も完全に残っていました。
                いまだ見つからない方々がこれからも発見される可能性を物語る坐像でした。
                | 活動報告 | 20:40 | comments(0) | - | - | - |
                【報告】2016年3月(第61回)仏具配付・傾聴訪問
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                  【報告】2016年3月(第61回)仏具配付・傾聴訪問
                  [日程]3月12日(土)
                  [参加者]高橋紀和、赤城俊和(天台宗)、金澤豊(浄土真宗本願寺派)、太田宏人(曹洞宗)
                  [訪問場所]
                  ●高齢者等福祉住宅
                  ●医療センター駐車場下・七十七銀行行員慰霊碑
                  ●出島(各戸訪問ご供養・傾聴、合同法要)
                  ●清水地区献花所(合同法要)

                  次回は4月23日(土)。
                  参加者、募集中です。

                  【感想】
                  高齢者等福祉住宅は三月に閉鎖。
                  もう、2世帯3人しかいませんでしたが、関わりました。職員さんたちに、これまでの関わりを感謝していただきました。それ以上に、感謝申し上げつつ、職員さんたちと思いを共有しました。「震災復興」や「被災地のちょっといいはなし」や「被災地のドラマ」みたいなマスコミの文脈には乗らない、こういうかたがたがいます。皆、失職します。
                  出島は、いつも温かく迎えてくださり、嬉しい限りです。各戸を回り、御線香を配り、ご先祖さんやご家族のご供養をし、お話に耳を傾けました。最後に、皆であつまり、無人化した寺の階段に安置された震災物故者位牌の前で、ともにお祈りしました。
                  毎月恒例の合同法要は、清水地区仮設献花所でした。
                  ーーー
                  【感想/高橋紀和】
                  ■活動に際し心がけたこと
                  ・同じ目線でやりとりすること
                  ・言葉だけでなく存在を聴くこと
                  ■午前中、高齢者等福祉住宅でお会いした御夫婦は、昨年(夏ごろ?)お会いした事があった
                  話しが進むにつれ笑顔が見えるようになり。そうだ、この方はこんな、人懐こい笑顔をする人だったな、と思い出しつつお話しを伺っていた
                  ■午後に伺った出島の集会場のお母さん方の談笑に小一時間ほど一緒させて頂いた
                  他愛の無い笑い話しから不満不安まで色んな事を皆さんで共有されていた(勿論共有出来ないことも有るだろうが)
                  ■3月11日前後の活動は今年が初めてだったと記憶しているが(違ってたらすみません)、3月12日は結果的に良かったのかな、と感じた
                  ---------
                  【感想/赤城俊和】
                  今回はまず、今月で閉鎖される高齢者等福祉住宅へ。去年から数えて自身4度目となりました。初めの頃にはある程度入居者が居たものの、今回伺ったところ3名と、時とともに所内が静かになっていました。
                  到着後、来月から近くの仮設住宅の施設への移住が決まっている男性のもとへご挨拶に伺いました。その方は自室から車椅子で廊下へ出て、静かに女川の港を眺めていらっしゃいました。話を伺うとやはり「この女川に生まれてこのかた海を見ない日は1日も無かった。来月から違う場所に移るけど、海が見えない場所だから不安だし、これでこの海も見納めになってしまうかなぁ。」と。 震災で町がほぼ壊滅してもなお、自分の人生に海は欠かせないと感慨深くおっしゃっていたのが印象的でした。
                  午後は船で出島へ渡り、復興住宅に入居された方々のお宅を訪問。震災から5年となった3月11日、報道関係者や島内のお寺の住職も島に誰一人として来なかったそうです。本土と出島の距離はほとんど離れていませんか、人の気持ちはだいぶ離れてしまっているようで、島内の方々は寂しそうでした。7・8軒のお宅に伺い、お仏壇の前で手を合わせお勤めをさせていただきました。 出島の皆さんのお心は本当に温かい。皆さん前向きで力を合わせて頑張っていらっしゃいました。
                  今回は先月に比べ、港近く(旧医療センター南側)のかさ上げ工事が進んだ感じでしたが、町づくり全体で考えると「まだまだ」なのでしょう。
                  工事の進み具合や町の再生だけではなく、住民の方々の心の中から不安が消え、一日でも早く安心して生活できることを祈るばかりです。
                  また参ります。
                  ---------
                  【感想/金澤豊】
                  追悼法要のみ参加させていただきました。 機会を与えて下さった3/12参加者の皆さま、何時も気持ちを寄せ続けて下さっているktskメンバーの皆さまに感謝いたします。
                  女川町中心部は大きく姿を変えました。 土砂が積み上がり、茶色一色という印象です。 もちろんそれは復興発展への過程なのですが、たまに見る私と、毎日の風景として見る地元の方々とは見え方が違うだろうなと直感的に思いました。 どう違うのかは「こんにちはの挨拶を届ける」中で漏れ聞こえる事なので言及しませんが、同じ風景を見ても一人ひとりの見方が違うという事は私たちは自覚しておくべきかなぁと考えております。
                  追悼法要は、煌びやかな女川駅を越えて、野球場仮設の裏手に位置する清水地区の献花台前で勤めました。 工事関係者の仮設宿舎横に複数のブロックが積まれた簡素で目立たない献花台です。 それでも手向けられたばかりの華が6束ありました。 日没が近づくと気温が急に下がり、風は冷たく、5年前を想起するには充分の条件が整っていたように思います。
                  この5年間は津波を直接体験していない私たちが、どうやって「生きるための祈りを支え」るのか考え動いてきた時間でもあります。 赤城さん、太田さん、高橋さん、私の4人もそれぞれの仕方、ペース、異なる環境で過ごしてきました。 それでも法要によって、4人で声を整え念仏させていただくことで、私たち自身が多くの方々に、仏に支えられている事に思いを馳せることが出来ました。 (宿舎に戻る工事関係者にも届いていたように思います)
                  自分勝手なペースではありますが、引き続き思いを寄せていきたいと思います。
                  南無阿弥陀仏

                  こんにちはの挨拶を届けたい。
                  生きるための祈りを支えたい。
                  では。
                  | 活動報告 | 20:09 | comments(0) | - | - | - |
                  【報告】2016年1月(第59回)傾聴仏具配付訪問
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                    【報告】2016年1月(第59回)傾聴仏具配付訪問
                    [日程]1月31日(日)
                    [場所]宮城県女川町、石巻市、仙台市
                    [活動報告]
                    ・石巻出発(7:30)
                    ・震災物故者法要
                    石巻市立大川小学校および同雄勝病院 慰霊碑
                    ・女川町内で傾聴訪問など
                    ○旭ヶ丘ゲートボール場仮設住宅
                    ○旭ヶ丘南側仮設住宅
                    ○昼食(地域医療センター駐車場横「お茶っこくらぶ」
                    ・震災物故者法要
                    医療センター下 七十七銀行行員慰霊碑
                    ・女川町内で傾聴訪問など
                    ○女川町高齢者等福祉住宅
                    ○沢田(バイパス)仮設住宅
                    ・合同慰霊法要(17:00〜)
                    仙台市宮城野区蒲生「日和山」手前養殖池横慰霊碑
                    (導師:青木隆興)
                    仙台市宮城野区蒲生 舟要(しゅうよう)観音
                    [参加者]
                    青木隆興(高野山真言宗)、黒崎浩行、平野批美、太田宏人(曹洞宗)
                    [参加者のコメント抜粋]
                    ・大川小学校、七十七銀行、舟要観音ではご遺族のいる場にお邪魔してのお勤めだった。ご遺族の悲しみが痛いほど深かった。震災物故者ひとりに遺族がいて、ご供養がご遺族にも向けられるものであるという原点に揺り戻された。
                    ・傾聴時に応えに窮する。
                    ・自分の慢心、無力を痛感した。
                    ・ご遺族が泣いている横で、わたしも泣いていました。
                    ・「自分だけ生き残った罪悪感で5年間、泣き続けてきた」という方に出逢った など
                    ○合同法要後、解散。仙台駅に向かう平野号の一行は、海沿いに立つ慰霊施設(?)へ立ち寄りましたら、観音さまがおられました。それが舟要観音で、横には兄弟地蔵の小祠もありました。
                    横の建物(舟要館)から出てきた男性は、津波で亡くされた家族のこと、そのうち、二人のお子さんから一字ずつとって舟要観音と名付けたこと、立ち退きに抵抗する強い想い、
                    「宗教から距離をとりたい」ということなどを話されました。
                    ものすごく、重い時間、空気でした。再訪の意思を伝え、おいとましました。
                    ………
                    生きるための祈りを支えたい。
                    こんにちは、の挨拶を届けたい。
                    ぼちぼち参りましょう。
                    ■次回は2月8日、9日です■

                    | 活動報告 | 18:29 | comments(0) | - | - | - |
                    【報告】2015年12月(第58回)傾聴仏具配布訪問
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                      【報告】2015年12月(第58回)傾聴仏具配布訪問
                      【日時】12月12日(土)
                      【訪問先】女川町民が暮らす高齢者等福祉住宅および眺湾荘地区住宅、野々浜仮設住宅、小屋取仮設住宅、塚浜仮設住宅、指ヶ浜仮設住宅
                       【昼食】高白浜・果樹園カフェ「ゆめハウス」
                       【参加者】黒崎浩行、高橋紀和、高橋原、太田宏人
                      【法要】雄勝病院跡地慰霊焼香処

                      高齢者等福祉住宅は2016年3月で閉鎖されます。今、4世帯5人の方が暮らしています。これからも訪問します。(お)

                      =================================
                       【参加後の感想】
                        仏教やお坊さんが大切にされている東北の被災地では、お経がありがたがられる、ということを散々言ってきましたが、東北生活4年目にして、あらためてその意味を噛みしめています。津波の影響の有無にかかわらず亡くなった方の僧侶による供養をきちんとしておきたいという思いをお持ちの方が多いと感じました(特に高齢者に)。こういう意味での日常性の回復というのはなかなか目に見えることではなく、行政に頼ることもできないので、地元の和尚さん、また外から来るボランティアの僧侶たちの頑張りどころであると感じました。以上は「傾聴」というよりも、儀式の力(宗教的ケア)ということです。
                        復興の進み具合ということでは、行政による住宅の整備などが締め括りの段階に入ってくる段階で、支援が手薄な人たちの取り残された感が際立っているようです。仮設にいまだに残されてしまっている人はもとより、復興住宅での新しい生活に不安を抱えている人、そして自宅が被害に遭わなかったために支援から漏れてしまった人たちにも目配りが必要ですね。
                        被災地の人々全員が宗教者による傾聴を必要としているわけではないので、ボランティアの宗教者は、限られた接触の中でその人がなにを必要としているのか、「宗教的ケア」まで踏み込んだ方がいいのか、感覚を研ぎ澄まさなければならないですね。具体的には、「仏さんにお経あげましょうか」といった声をかけるかどうかという判断になると思いますが、これは現実には、「傾聴」を踏まえて、「相手の求めに応じて」、という無難な形ではなく、宗教的介入があって初めて深い傾聴につながるということもあり、また往々にしてそのような介入がとりわけ大きな感謝をされるので、宗教者にはより高い倫理性が求められると感じているところです。
                       (高橋原)

                      | 活動報告 | 12:59 | comments(0) | - | - | - |
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